FOIP: Free and Open Indo-Pacific
日韓 GSOMIA(以下「GSOMIA」) のごたごたのお陰で TISA が注目され、さらに米国の「 自由で開かれたインド太平洋 」( FOIP )における韓国の重要性も話題になりました。
FOIP における韓国の重要な役割については、たとえばジョン・ルード米国国防次官[1]のインタビュー記事[2]にもわかりやすく述べられています。また、その2週間ほど後に、米国の韓国に対応に関する興味深い記事が出ていますので、時間があるときに目を通すと面白いかもしれません[3]。
なお、FOIP絡みでは米太平洋軍の名称が「インド太平洋軍」に変更された[4]ことなどもあって軍事的な印象が強いような気がしますが、経済協力の側面がむしろメインなのではないでしょうか[5]。
AOIP: ASEAN Outlook on the Indo-Pacific
第34回 ASEAN サミット
経済協力ということでいえば、今年06月にバンコクで開かれた第34回 ASEAN サミットで同23日にASEAN 版の「 インド太平洋構想 」( AOIP )が採択され[6]、各国からも積極的に評価されてされているようです😃[7]。
日本の取り組み
FOIP / AOIP の枠組みにあって日本は何をどのように進めていくのかについては外務省のウェブページ[8]で、コンパクトな概要資料や取り組みに関する資料、そしてYouTube動画を、それぞれ日本語版/英語版が公開されています。
References
[1] John C. Rood Under Secretary of Defense for Policy(Google翻訳)
[2] C. Todd Lopez (2019). South Korea’s Role Key in Advancing Indo-Pacific Visio (2019-10-01)(Google翻訳)
[3] Kyle Ferrier (2019). The Double Standard for South Korea in the US Indo-Pacific [PDF 0.2 MB] (Google翻訳)
[4] 日本経済新聞電子版 (2018). 米、「インド太平洋軍」に改名 (2018-05-31)
[5] U.S. Department of State (2019). A Free and Open Indo-Pacific: Advancing a Shared Vision [PDF 2.0 MB]
[6] ASEAN (2019). ASEAN Outlook on the Indo-Pacific(Google翻訳)
[7] JETRO (2019). ASEAN版インド太平洋構想、米国など各国が歓迎のコメント ビジネス短信 (2019-07-12)
[8] 外務省 (2019). 自由で開かれたインド太平洋 (2019-11-21)